単身世帯に関するデータ

平均年収 母子家庭の場合 171万円 父子家庭の場合 320万円

単身世帯とは、何らかの理由で母親もしくは父親どちらか片方の親と子供だけで暮らしている家族のことで、現在、母子世帯が120万世帯、父子世帯が17万世帯くらいいると言われています。


単身世帯になった理由は、厚生労働省平成18年度全国母子世帯等調査によると、 離婚が79.7%と大半を占めていて、離婚後、子供を母親が引き取るケースが多いため母子と父子の間で、数字の違いが出たと考えられます。


母子家庭と父子家庭とでは行政の支援内容にかなり差があります。


これは 母子家庭の方が父子家庭よりも絶対数が多いこと、また就業状態や収入等経済状態が父子家庭に比べると劣悪な環境に置かれるケースが多いためです。


収入面から見ると、一般的な家庭の年収が500万円台前後であるのに対して、 父子家庭の平均は320万円、母子家庭の場合は171万円と言われていて、どちらも平均を下回る結果となり、かなり厳しい状況であるといえるでしょう。


そのため、地方自治体などが主体となり、育児や医療などに対する助成金の支援が行われています。より詳しい情報はこちらをチェックしてみて下さい。

 

一人親の悩み

一人親の悩みの現状

夫婦、二人で協力することを、一人親の場合はそれらを全て自分でしなければなりません。


そこで、単身世帯ではどんな悩みをもつことが多いのでしょうか?厚生労働省の平成18年度全国母子世帯など調査では下記のような結果が発表されました。


家計……46.3%
仕事……18.1%
住居……12・8%
自分の健康……10.6%
親族の健康・介護……5.0%
家事……1.9%
その他……5.3%


上記の結果を見るとやはり経済的な理由で悩んでいるケースが多いようです。


では、なぜ、ひとり親はワーキングプアに陥るのでしょうか?それは、正社員で働く親よりもパートやアルバイト、契約・派遣社員などの低賃金で働かざるおえない状況があるからです。

 

ひとり家族は、就職に不利?

子どもの将来

ひとりで仕事をして生活を支え、子供を育てることは本当に大変なことです。


もちろん正社員としてがんばっている人も多くいますが、正社員ではなく、パートやアルバイトを選んでいる人の理由で多く聞かれるのが、小さい子供がいるので、保育園や学童保育のお迎えにあわせるためにはパートでないと時間があわない、以前は正社員として働いていたが、子供がいるという理由で早く帰宅しなくてはならず、それを理由に同僚から嫌がらせをされ会社にいずらくなったなど、様々な理由から望む職業に就けない人が多いのも現状です。


現在の生活がそれでも上手くいっているのであれば、問題ありませんが、生活が苦しいのであれば、心の持ち方を少しかえて現状を見直してみるのもいいのかもしれません。


例えば、子供が小さくて保育園や学童保育にお迎えができないのであれば、各自治体のファミリーサポート事業を利用してみてはいかがでしょうか?


キャリア

また、キャリアがないから正社員として働くなんて自信がないというのであれば、母子家庭の母親限定の就労支援を行っている自治体も数多くあります。


また、今すぐ新しい環境に移らなくても、子供に手がかからなくなる時期を目標にして、今から資格をとるために勉強を始めるのもいいかもしれません。


どうせ…とあきらめる前に、今よりも少しづつでも充実出来るようになると信じて、行動することができたなら、きっと、何かが変わってくるのではないでしょうか?親にとって子供の笑顔が何ものにも代え難いのと同じで、親ががんばっている姿は必ず子供たちに何かしらのメッセージを伝えるはずです。

 
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